そば屋の主の田舎目線ブログ

いまさらだけど今からブログをはじめます

「2020年ほど変化した年はなかったね」

 

 

人生の終わりが見えて歩いてきた道を振り返るとき、良かったことたくさんあって、幸せもいっぱい感じて、ほんとうに面白い人生だった!あなた出会えたことに感謝だ!自分にもありがとう!と言える状態を作れたらいいな~と日々生きております。

 

 

でも2020年はたった数カ月で天と地がひっくり返るくらいの経験をし、世界中が震え、今もその渦中にいます。たとえどんなことがあっても希望を見失わないようにと、私たちの生き方に問いかけてくる稀な事象であり、絶対に試されていると思います。これはきっとそうなんです。

 

 

そしてまだ生かされるならば、この世界を覆い尽くしている状況をしっかり振り返ることができる未来まで行ってみたいと思います。

 

 

2020年ほど変化した年はなかったねと家族で笑い飛ばしたい。

 

 

幸いにしてここはなかなかの田舎です。

空間や遊びが無駄ではなかったことを感じます。

古民家に入り込む隙間風や手入れもままならない庭や畑でさえ。

息苦しさを感じることはほとんどありません。

 

何も知らなければ、何も変わらない普段どおり。

四季の移ろいの中で生きていけます。

 

 

実際、新型コロナウィルスはインフルエンザと同じで目に見えないわけですし、症状があって初めて検診に行くわけです。肉眼で見えない大きさのものを、事前に理解して受け止めるというのはとても難しいことだなあと思います。

 

私たちは戸惑い、恐れ、心配し、防ごうとして学び、工夫と改善をしていくわけですが、全ては情報によって促されるわけです。経験から得る情報ではなく、単なる情報媒体から受け取る無数の情報から自分の都合で選択している。

 

うまく付き合えばものすごく力になりますが、疲れることも多いですね。

 

だからどのような状況であっても、自分なりに良い選択をしていける気持ちの状態を保ちたいものです。

 

 

当店においては、緊急事態宣言が発令されたころ、行政による休業の指示や営業方法の提案があったわけではありませんが、自主的に判断して約1か月間休業し、再開後は席数を60%まで減らして、駐車場手前の軒下に外野席を設け、なるべく開放的な空間でお召し上がりいただけるようにいたしました。

 

あくまでも自主的にこうすれば良いだろうという判断でしていることですので、評価はできないのですが、少しでもお客様に(私たちにとっても)安心してお食事をしていただけるように、できることを模索していきたいと思います。

 

 

たとえ、ずっと未来に行ったときに「あれこれ対処して手を加えていったことは無駄やったかもしれんなあ~」と笑うことになったとしても。